わぉ!横山くんがNHKの番組に出る~
タイトル『令和家族』って、鶴瓶さんの番組みたいなんかな~
なんて、録画をチェックした今日…
最初から何かが違う…
"様々な幸せの形を探す家族のもとを、ある著名人が訪ね、そこで起きる変化を見つめる実験的なドキュメンタリー"だというのです。
そして、
"横山裕×里親家族" というタイトル。
これは覚悟して見ないと…
"さらけだす"ことを実行していくんですね…
このオファーが横山くんにくるまでの経緯は色々あるでしょうけれど、横山くんが受けることを選択したのは、この2年があったからなのかなぁと、私は感じました。
そして今まで少しベールに包まれていた自分の気持ちもさらけ出した横山裕のドキュメンタリーに、最後はなっていたかな?という形。
このあとは内容にもふれていますので、まだ見ていらっしゃらない方はここまでで。
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両親が離婚話を車の中でしているのを、3歳のその時の絵的な感覚で覚えている、子供って大人が考えているよりもわかっている、という話から始まります。
何か、身につまされる思いです。
うちの子も、いろんなこと覚えてるのかもなぁ(あ、日常のいろんなことをという意味です)
そしてTVではじめて話すと…
義父のことを"横山さん"としか呼べないと…
お母さんは2年後位に再婚されたようです。
突然言われても受け入れられない子供の気持ちと、今日からお父さんと呼びなさいと言われ、言わないと叩かれた時もあったという記憶。(きっと全ては言えない…という中でのその言葉だと思う)
はじめは幸せだったかもしれないけど、だんだんだんだんつらそうで、おかんはすごい泣いていた、怒声も浴びせられていた…
母は昼も夜も働きづめ…
横山くんも中学卒業後、ジャニーズJr.をやりながら働いていて、家族背景に理由があることはファンも周知の事実ではありましたが…
母がガンになり、離婚もして、弟二人は施設に行くことになりつらそうだったという…(きっと横山くんもつらかったと…)
その後、弟二人に寄り添ってしっかり育てたことは番組内では触れられていませんでしたが、お母さんが亡くなった時のことやその後の弟さんの様子など、これまで聞いて知っていたことも私の脳裏に広がって、もう、心が痛くて…
でも、ここまではまだ横山くんの背景の説明にすぎません。
ではどういうドキュメントになるのか?
3人の子供の里親となっている、ある家族を訪ねます。
血のつながらない家族とどう暮らしているのか、どう受け入れ、どんな想いで暮らしているのか、どう家族になろうとしているのか、気持ちを聞きたいと。(主に子供目線で)
子供のトラウマに、家族みんなが真摯に向き合っている…
目をそらしてない…
これが無償の愛なんだろう…
そんな想いが出てくる中、母が生後8か月で失踪し父が長距離トラックの仕事のために育てられないと施設に行って、3歳からこの里親さんのところで育っている高校生の男の子に、横山くんの注目がいきます。(生活はNHKさんが追っていて、横山くんは映像で状況を見る)
"人間として器が大きいね" と。
ここでまた、横山くんの話です。
義父について
口にするのも怖い
会っていない
ひっかかってる
何年も会っていない
おかんが大変なときにいなかった人
めちゃくちゃ怒られた時期
許せてない部分もある
でも…
何かスッキリはしない…
どっか逃げている部分もある…
男の子は、父に会いたいとずっと望み、里親制度の制約の中で里親さんが動いてくれて、実父と会える時間をもてるようになっています。
制度の制約に対する里親さんの憤慨した想いも、ちょっと感じられるドキュメント部分もありました。"お母さんは1人、お父さんは1人じゃなくてもいいと思う""子供たちにいいことはやっていきたい"そんな感じだったかな…18を過ぎた娘さんの親権者にはなれないってことも…
その男の子のお父さん(高齢でしたがまだ運転手の仕事をされている)も出演してくださっていて、施設に連れていったときの辛さを語られていました。"あの時、笑って行ってくれたから…泣かれてたら…"と。
そして、母親にも会いたいと思っているその子に、それはなぜなのか?それを聞きに行きたいと横山くんがまた訪ねていきます。
なぜ母親にも会いたいのか、、、
母親のためにではない?
母親がきっと心に抱えているものを、自分に謝ってもらうことで楽にさせてあげたいという気持ちはないか?
あぁ…それももしかしたらあるかもしれない…そう答える男の子。
なるほど…
子供は単純に実母に会いたいと思うと思います。自分を置き去りにした親でもきっと恋しい。もちろん私は想像しかできないんですけども、人と関わる仕事を長年していてそう思います。会った結果でまた、逆に思いが複雑になることもあるかもしれない。でも、会いたいと思うんですよね…きっと…
その子は、お父さんと再開できて、すごく良い関係でいられているのも大きいでしょう。
この親子は顔を出しておられました。お母さんがどこかで見てくれるかもしれない。そんな想いがあったのだと思います。
横山くんの場合はもう一段複雑です。
義父、母が苦しんでいる時に何もしなかった人、でも、弟たちの父…
謝らせてあげた方がいいのかな、会った方がいいのか悩み中だ、とその子に話す横山くん。
その子も、もっと過酷な環境の子達と話す中で自分はそう思えた、ということを話していたように思います。
本当に真剣に心の中を話していた横山くんです。
さて、この実験ドキュメンタリーの中で横山くんの心に変化はあったのでしょうか?
向き合わなきゃいけないんだな…
そこから逃げちゃいけないのかな…
何かする時って覚悟もいるし…
そう遠くを見据えて話す横山くん。
私は、そこは素直な気持ちに従えばいいんじゃないかと思います。会ったはいいが、落胆する結果にならないとも限らない、その覚悟も必要ですし。
横山くんの心が潰れないように。
弟さんを立派に育てた横山くんだからこそ、自分の気持ちが納得できるように。
横山くんの人生は一大小説になりますね…
そのくらい濃厚な人生を歩んでいて、本当に尊敬という言葉しか見当たらないです。きっとこのドキュメンタリーを見て、勇気付けられた人もいらっしゃるはずで。
自分がこの立場で伝えられることを、飾らずに伝えていくっていうことだと思うんです。
すばるくんがいつも言っている想いと同じだと思うのです。
とりとめないことを長々と書いてしまいました…
関ジャニ∞はまだまだ強くなっていく、そう再確認した番組でした。